最初に結論を申し上げますと、私が円形脱毛症を発症した時期は、３度目の流産時期と重なります。
3回目の流産が確定し、すでに円形脱毛症とびまん性脱毛症だった私は、この関係性を検索しまくっていました。
妊娠中、そして産後の脱毛症についての体験談は、それなりにあるのですが「流産と脱毛症」体験談は、ほとんど見つかりません。
なので、私の体験談を１つ加えたいと思います。
第一子妊娠・出産までは順調！
私は、35歳で結婚。結婚から１年もしない頃、年齢を考えて不妊クリニックを診察。
夫婦共に大きな問題は見つかりませんでしたが、第二子に備えて若い卵子を凍結したい気持ちもあったので、すぐに受精卵凍結。
その受精卵の１つを使い、初めての体外受精をしたのは2014年11月です。
妊娠中は、常に経過良好。
妊娠５ヶ月ぐらいまでは、毎日夕方から夜まで、プログラミングのクラスを受講。
毎晩10時半頃に電車で帰宅。妊娠７ヶ月の時点では、来日イギリス人のアーティスト達を連れ、車と飛行機で国内を３週間横断の仕事。
あまり妊娠を気にせず、普段と同じような生活を続けたまま、予定日よりも５日早く帝王切開で、第一子を出産しました。
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繰り返す流産
初めての流産
その後、2016年6月に自然妊娠。
自然妊娠ができるけど、しづらい体質だと思っていたので避妊をしていなく、予定外の妊娠でした。妊娠に驚き、喜んだのも束の間。
妊娠６週目頃、最初のエコーから、見えるはずのものが小さめで成長が悪く、結局は心臓音を聴く前に、成長が完全に止まってしまいました。
まさか、自分が流産するとは思っていなかったのでショックでした。
泣きました。
でも、周りには流産を経験している友人、知人がいたので、ショックであっても、流産を受け入れることができました。
2回目の流産
次の妊娠は、冷凍保存していた受精卵で、2回目の体外受精で妊娠しました。
ちょうど、同年にスペインへの引越しが決まっていたので、そのギリギリのタイミングで体外受精。
クオリティレベルの高い受精卵だったので、これなら大丈夫だろうと挑みました。
ところが、８週頃に心拍確認できたものの、とても弱々しく、第一子妊娠の時と、明らかに音が違います。
リズミカルで太く、強い音が聞こえないのです。
この頃から「もしかしたら、また流産するかも」と不安がよぎります。
その不安は的中し、スペインに引越した最初のエコー診断の時には、心臓音が聞こえなくなっていました。
３回目の流産
2回目の流産から、3回の生理を終えて、妊活開始。
その最初の月に、自然妊娠しました。しかし、最初から妊娠検査薬の判定結果の色が薄め。
嫌な予感がしました。
特に、海外の検査薬は日本よりも早い時期から使えるタイプなのにも関わらず、線が薄いのです。
そして初の妊娠検診。
受精卵が少し胎盤から剥がれかけている切迫流産状態でした。
絶対安静を命じられます。
にも関わらず、私は日本で仕事があり、この診断から１週間以内に飛行機で東京に向かいます。
日本に到着後、東京に住んでいた頃からお世話になっている婦人科クリニックへ。
自費です。
その頃は８週頃で、わずかな心拍音を確認。
心拍は確認できたものの、心配は続きます。
なぜなら、この心拍は、２回目の流産時ように、弱々しいものだったからです。
最初の妊娠検査薬チェックの時から、2回も流産を経験し、悲しむのが辛いので、あまり期待しすぎないようにしていました。
流産を確認したのは、２週間の東京滞在を終えて、スペインに帰国してからです。
どのタイミングで心拍が止まってしまったかは判りません。
円形脱毛症の発見
東京のクリニックで心拍を確認した日の午後、私が何気なく髪を搔き上げた時、夫がハッとします。
夫が、小さな円形脱毛症を右耳上に確認しました。
とにかく、びっくりしました。
外出中だったので、鏡で確認することはなく、指で触った感覚では、確かに一部分がツルツルしています。１センチぐらいかなという感触です。
それが、自宅の鏡で確認したら、１センチどころではなく、十円玉ほどあります。
これには、悲しくなり、そして不安になりました。
この写真は、発見した際に、良く見えなかったので夫に撮影してもらった写真です。
この後、500円玉ぐらいの大きさまで大きくなりました。
２つ目の円形脱毛症発見
最初の円形脱毛症を発見してから数日後、次は頭頂に近い部分に、２つ目の円形脱毛症を発見。大きさは10円玉ぐらいです。
もう、心配で心配で、脱毛症について検索しまくりました。
その時は、まだ流産が確定していなかった頃で、妊娠と脱毛症の関係についても、調べていました。
妊娠時期に、円形脱毛症になる方は、割といるようです。
お笑い芸人のまあこさんが、まさにそうだったようで、妊娠時に鶏卵ぐらいの円形脱毛症に。
その後、無事に発毛した報告に少し勇気付けられました。
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そして、びまん性脱毛症に
東京での滞在を終えて、スペインに帰国。
２つの円形脱毛症を持ち帰っただけではなく、なんとなく、耳後ろの髪密度が低くなったような気がします。
気のせいだと思いたいのですが、分け目をつけた時に見える地肌の幅が、明らかに頭頂部分よりも広いです。
内側で目立たないところではあるのですが、びまん性脱毛症も併発してしまったのです。
現在の脱毛症、経過
幸い、円形脱毛症は、発見から約１ヶ月後には、うっすらと産毛が生えてきて、だんだんと強い髪が生えてきました。
それまでにした治療と言えば、スペインの皮膚科に行き、処方されたステロイドを塗ってました。
ステロイドの使用は、しっかりした髪で円形脱毛症箇所を覆って、手触りでは脱毛箇所が確認できなくなるまで使用していました。
現在は、円形脱毛症は完治と言って良いでしょう。
残念ながら、びまん性脱毛症は、ゆっくりと進行しているように思います。
最初の皮膚科検診を受けた時に比べ、耳後ろの髪密度が低くなってきています。
びまん性脱毛症部分にも、ステロイドを使っていた時期があったのですが、改善が見られず、皮膚が少し痛む感触があったので、使用を停止しました。
現在の脱毛症対策
シャンプー
皮膚科で紹介された頭皮ケア・育毛系シャンプーを使用。
シャンプー頻度は、週に3回程度です。スペインの乾燥した土地に暮らしているので、日本よりも頭皮が汚れづらいです。
白髪染め
ジアミン系からヘナに変更。
日本から部分染め用に毛染めを持ってきています。
ただ、脱毛症になってからは、ジアミン系がいかに頭皮と毛髪を傷つけるかを知り、使用を停止しました。
実際に、ジアミン系を使用した後には頭痛がし、頭皮もジンジンします。
今まで、そんな症状に目をつむっていましたが、脱毛症になって初めて頭皮からのSOSに耳を傾けるようになりました。
日本には非ジアミン・天然植物色素による白髪染めが多くあり、羨ましいです。
スペインで同じような製品が見つからないので、現在はヘナで白髪ケアしています。
ヘナは良い点がたくさんあるのですが、準備などが面倒。早く、日本の天然色素系白髪染めを使いたいです。
食事
育毛に良いとされている栄養素をバランス良く取り入れるようにしています。
特にタンパク質摂取には気をつけ、ナッツをおやつなどに食べるようにしています。
ビタミン剤は、亜鉛と葉酸を摂取中。
亜鉛は青魚や牡蠣に多く含まれているのですが、日本のように簡単に入手しづらくビタミン剤から摂取しています。
鯖とかサンマとか、青魚好きなんですけどね〜。
葉酸は妊活も兼ねて。
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今後の脱毛症対策
私は現在、スペイン在住ですが、スペイン語が達者でないこともあり、スペインの育毛製品を試せずにいます。
どんな製品があって、どのような評価と効果なのかが調べられないのです。
おそらく日本は、育毛・頭皮ケア商品がとても豊富です。
私が情報をきちんと読めることもあり、日本製品は信頼できます。頭皮ケアへの関心とニーズも、スペインよりも遥かに高いと思います。
スペインに暮らしていて、積極的な育毛対策ができないのが、とても歯がゆいです。
こうしている間にも、脱毛症が進行してしまいそうで、不安です。
今年の8月には、日本に帰省予定です。現在は、帰省時期を目指し、日本の製品を研究中。
日本滞在中は、いろいろな製品を試し、スペインに持ち帰る予定です。
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