私もそうでしたが、脱毛症を発症した頃は、検索魔となり、ちょっとした隙間時間に心配ばかりしているのでは、ないでしょうか？
ただ、ご存知の通り、ストレスや不安は、脱毛症の原因にもなりますし、治療には大敵です。
ストレス対策の１つとしておすすめしたいのが、同じ境遇にある方の体験談を読むことです。
現在は、脱毛症ブログも数多くあるので、検索すれば、いろいろ出てくることでしょう。
自分の悩みや不安を言葉で代弁してくれるかのようなブログは、悩んでいるのは一人だけでないことが、癒しになります。
また、脱毛症だけではなく闘病など、逆境を立ち向かうメンタルを強くするようなブログも、現在はたくさんあります。
そういったブログにも、癒され、励まされ、現状を前向きにさせてくれるものがあります。
ただ、ブログには不要な情報や、文章力不足や、構成に乱れがあったり。
ここでは、しっかりした文章と、構成により本として出版されている、おすすめを紹介いたします。
ネット検索で遠回りをするより、ストレートで必要としている言葉に出会うことができます。
脱毛症の悩みを、吹っ飛ばす、爽快エッセイ！
まず最初に紹介したいのが、イラストレーターであり、全頭性脱毛症患者である小豆だるまさんの「日々ズレズレ」「私、ピカピカの一年生 打倒！円形脱毛症」です。
脱毛症について学ぶタイプの本ではありません。
日常への不安など、脱毛症患者には共感できることがたくさん。
小豆さんも、もちろん不安を感じることはたくさんあるのですが、困難を笑いで吹っ飛ばす、痛快・前向きなエッセイです。
目の前の状況に向き合い一歩ずつ前に進んでいこうとする姿に、力付けられるというレビューも多い作品です。
実は、脱毛症のブログが数多くあるのに対して、エッセイ本は実に数が少ないです。
他には「気にしない。――どんな逆境にも負けない心を強くする習慣」「ハゲて幸せ。: ハゲてたっていいじゃない だって幸せなんだもん♪ (光文庫)」の２冊だけが挙げられます。
しかし、力むことなく読める点、イラストと文章力の高さから、私の一番のおすすめは、この小豆だるまさんの２冊です。
人目を気にしない！落ち込んだ心に即効性ある、手元に置きたいバイブル的一冊
次に紹介したいのが、メンタルを強くしてくれる、自分でいることが心地良くなる指南書「人の目を気にせずラクに生きるために黒猫が教えてくれた9つのこと」です。
脱毛症になると、人目が気になってしまうと思います。
脱毛症の見た目を恐れて、自信がなくしたり、人前に出るのが嫌になることは、ありませんか？
私は、そうでした。
最近の自己啓発本の流行りの１つは「自分軸」ですが、そんな風に生きられたら楽なのは分かっていても、具体的にどうしたら自信を持って自分軸でいられるのかが、わかりません。
この本は、猫を中心に、物語仕立てになっているので、押し付けがましくなく、一気に、わかりやすく読むことができます。
自分軸を啓蒙する本は、たくさんありますが、押し付けがましかったり、自分の成功話を大きく見せびらかすような語り口に、私は不快になることがあります。
そういった点で、この本は、ネガティブな感情なく、スッと入ってきてくれます。
アマゾンのレビューでは「何度も繰り返して読みたい」「図書館で読んで、手元に置きたくて購入」「つまづいた時や悩んだ時に読んでいる」と、バイブル的な一冊とされている方が多いようです。
私も、同感です。
「疲れた心や、病んでいる心、落ち込んだ心に、即効性ある」と言うレビューもあり、脱毛症で落ち込んだ心に、おすすめです。
脱毛症と直接は関係しませんが、心を癒す、心を前向きにする１冊として、手元に置いておきたい本が「人の目を気にせずラクに生きるために黒猫が教えてくれた9つのこと」です。
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不安に振り回されない心持ちを、教えてくれる
最後に紹介したいのが、不安に振り回されない心持ちを教えてくれる「反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」」です。
先述の「人の目を気にせずラクに生きるために黒猫が教えてくれた9つのこと」に比べると、物語仕立てではないので、じっくり読むタイプの１冊です。
この手の本の中では、レビュー数300以上、評価も５つ星中、4.5と評価高い一冊です。
これだけのレビュー数と、高評価には、理由があります。
合理的な考え方の哲学書に近く、メンタルトレーニングのやり方が書かれています。
難解に書かれている訳ではなく、とても分かりやすく、腹にスッと落ちる言葉で書かれています。
脱毛症へのストレス対策だけではなく、嫉妬心や嫌悪感、人間関係の悩み、後悔の念などから解放してくれる、心を楽にしてくれるメンタル指南書です。
ここに、私が、ノートに書き留めた一節を、紹介します。
苦しみを脱却するためには、反応しないということではない、
「ムダな反応」をしないことだと。
脱毛症において、この本のメンタルを応用するなら、このようになるのではないでしょうか。
深く考えない。
今ある現状を受け止め、起こってもいない未来に不安を感じる（脱毛症の悪化）のではなく、今できること（治療）だけを考えるべき。
現在起こっていることだけが、今の現状。
「未来を心配する」つまりは、ムダな反応をすることは、苦しみやストレスを過剰に生み出すだけ。
脱毛症へのストレス対策には直結しませんが、何か得るものがある１冊が「反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」」です。
自分に合った１冊の見つけ方
ここでは、以下の３冊を紹介しました。
私には、励みとなったり、ストレス発散の手助けとなる本でした。
単純に、良質な脱毛症患者によるエッセイを読みたいのなら、小豆だるまさんのエッセ「私、ピカピカの一年生 打倒！円形脱毛症」がおすすめです。
手軽に、分かりやすく、前向きで、自分自信に快適であるメンタルを身につけたい、疲れた心を癒したいのなら「人の目を気にせずラクに生きるために黒猫が教えてくれた9つのこと」がおすすめです。
もう一歩進んで、心の在り方全般を強くしたい方には「反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」」がおすすめです。
みなさんに合った一冊が見つかることを願っています。
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