円形脱毛症(現在完治)から始まり、現在は耳後を中心としたびまん性脱毛症に悩まされているララです。
最初の円形脱毛症の発見から、約1年2ヶ月経ちますが、流産の影響からか、この2ヶ月、急に抜け毛の量が増えてしまいました。
そこで訪ねた皮膚科より紹介された育毛剤ローションの育毛成分を紹介します。
医師から紹介されましたが、処方箋が不要の製品なので、ヨーロッパ旅行中の方なら、一般的な薬局で、簡単に購入可能です。
使用を始めたばかりなので、効果の判定は後になりますが、日本では、あまり使われることがない(もしくは使われていない)、珍しい成分が含有されている育毛ローションを紹介します。
また、海外での購入方法を紹介します。
海外育毛剤の魅力
まず、ぜひお伝えしたいのは、私が体感する海外育毛剤の魅力です。
日本の育毛剤よりも割安!
日本では使用されていない成分が含有!
日本の育毛剤よりも割安
日本の育毛剤って、かなり高額ですよね。
1本が5000円ぐらいが主流のようで、1本が1万円近い、もしくはそれ以上する高級育毛剤も存在します。
海外育毛剤は、日本の育毛剤よりも、かなり割安なので、気軽に使い始めることができます。
海外育毛剤の多くは、日本のように、パッケージやボトルに意匠を凝らしたものではなく、シンプルなボトルとパッケージです。
無駄のない医療薬品のイメージで、薬局での販売である点も安心です。
広告費用などのPR費用も、費やしていないようです。
普通に街を歩いていていて、育毛剤の広告を目にすることはありません。
このようにパッケージやボトル、マーケティング費用に、余分な費用をかけていないので、日本よりも安価な育毛剤が、多く存在しているようです。
日本における育毛市場は、とても大きなものであり、多くの企業が参入していますが、ヨーロッパでは、育毛市場の形態が異なるように、体感として感じています。
日本の育毛剤は、研究に研究を重ねた素晴らしい商品であると思いますが、一方で、デザインやマーケティングに費用をかけているため、必要以上に値段が高い気がしています。
製品のクオリティを販売しているというよりも、ブランドイメージや、パッケージデザインを販売していると思える商品も多々あるように見えます。
ブランドやデザインではなく、私は単純に成分や効果に対してだけお金を払いたいのですが、日本の製品はどうしてもマーケティング費用が加算されてしまいます。
日本では使用されていない成分が含有!
日本の育毛剤は、昆布などの海藻成分を利用した商品が多くなっています。
海藻成分を使用した代表的な女性用育毛剤といえば、「マイナチュレ(公式サイトへ)」が挙げられます。
海外育毛剤では、使用されている主要成分が、日本と異なる点が、とても興味深いです。
日本では使用されることがない(もしくは少ない)成分が利用されていることがあります。
その為、今まで使用したことのない育毛成分を試すことができます。
今回、紹介する、私が使い始めた海外育毛剤も、同様のことが言えます。
日本の育毛剤には使用されることが少ない、植物性成分が使用されています。
それでは、早速、次の章から、その成分を紹介しますね。
「Complidermol ローション」育毛剤の概要
医師から紹介された育毛剤は「Complidermol」という名前のローションです。
Reig Jofreというメーカーの製品ですが、どうもイギリスのメーカーのようです。
一般的な薬局で購入できるのですが、22ユーロ(約3000円)でした。
120mlの使用量で、説明書によると、8〜12プッシュの後、軽いマッサージ。朝晩の使用が奨励されています。
約2ヶ月ぐらいの使用量のようです。
「Complidermol ローション」育毛剤の主要成分
植物性の原料としては、以下の成分が入っています。
- イチョウ
- ノコギリヤシ(ソーパルメット)
- アフリカプルーン
日本の育毛剤の場合は、昆布などの海藻成分が多いですよね。
その点、日本の育毛剤とは異なる主成分ブレンドに興味がわきます。
具体的に、これらの植物抽出液が何をするのか、調べてみました。
イチョウ
サプリとしても、最近は人気のイチョウですが、とくに首から上の血流促進効果が高いとされています。
従って、育毛剤として使用される場合も、頭皮の血行を促進することで、しっかり髪へ栄養を届けてあげる手助けをしてくれる成分です。
また、イチョウ葉には3種類ものフラボノイドがあるといわれており、アンチエイジング効果が期待できます。
つまりは、イチョウのフラボノイドによる抗酸化作用によって、頭皮の細胞の劣化を防ぐということです。
健康で、若々しい頭皮細胞をキープすることを手助けします。
ノコギリヤシ(ソーパルメット)
ノコギリヤシは、ヤシの一種ノコギリパルメットの木からの抽出液です。
植物ステロールと脂肪酸が豊富に含まれています。
いわゆる男性型脱毛症(AGA)の原因となる男性ホルモンDTHは、テストステロンに5-αリダクターゼという酵素が結合することで生産されます。
ノコギリヤシには、この5αリダクターゼを阻害する効果があり、体内でDHTが過度につくられるのを抑制します。
ノコギリヤシに含まれる植物ステロールは、毛包(髪をつくる組織)のアンドロゲン受容体と結合し、DHTによって髪が細くなるのを防ぐ効果をもたらします。
DTHコントロールは、男性型脱毛症(AGA)で注目されがちですが、女性の薄毛や脱毛などの原因の多くも、男性ホルモンが関係していることがあります。
私は、円形脱毛症(現在完治)の後に、びまん性脱毛症となりました。私の場合は、全体的な薄毛というよりも、部分的(耳の後から)な薄毛なので、このDHTの関係を疑っています。
なので、今回の育毛剤利用において、DHTコントロール成分が含有されている点は、かなり育毛への期待が高まります。
私の商品は育毛剤でありサプリではありませんが、ノコギリヤシ成分は、日本の高級育毛サプリメントでも採用されいるそうです。
日本の育毛剤に似ている成分を探すのなら
日本では海藻を主成分とする育毛剤が多い中、このDHT抑制に注力した成分を主成分としている育毛剤に「三省製薬の育毛剤デルメッド(公式HPへリンク)」があります。
DERMED(デルメット)、国内の育毛剤の中で、一番おすすめしたい育毛剤ですが、その理由は2つあります。
①化粧品原料問屋である製薬が自社開発していることもあり、成分に対しコスパが良い
三省製薬は、育毛剤を生産しているメーカーに原材料を販売している、原料品問屋です。
その製薬が自社開発したのが「デルメッド育毛剤」ですが、自社製品なので原材料はどこよりも安価に購入できるので、成分に対してのコスパが大変良くなっています。
育毛剤は、最低でも5000円からの値段帯が多い中、デルメッド育毛剤は4000円です。約2ヶ月の使用容量です。
しかも、初回購入は半額の2000円(税抜き)で購入可能となっています。しかも送料無料となっています!
育毛剤は、一時的に利用する製品ではなく、抜け毛防止などの為、長く付き合う製品なので、続けやすい値段であることが大切だと思っています。
この値段なら、十分に育毛剤を続けられるお値段ではないでしょうか。
②国内では珍しい、DHT抑制に注力した主成分
国内の育毛剤は、昆布などの海藻を主成分とする育毛剤が多くなっています。
そんな中、異なる成分で育毛・脱毛症対策にアプローチできる「デルメッド育毛剤」は、画期的だと言えます。
女性ホルモンの減少によって低下しがちな髪の成長を促進する、 三省製薬が独自に開発した薬用育毛成分CTP(シーティーピー)を配合。
このCTPには、ノコギリヤシのようにDHT抑制する効果があります。
今まで、海藻系の育毛剤で効果を感じられなかった方は、ぜひ試してみる価値があると思います。
デルメッド育毛剤は、他の女性用育毛剤に比べると容器デザインに、女性らしさがなく、洗面所に置いた時にも、心がときめくものがありません。
しかし、他の育毛剤には使用されていることが少ない原料での育毛アプローチ、そして何よりもコスパの良さが魅力的です。
アフリカプルーン
日本のサプリで見かけることは少ない(というか、ほとんどない)のアフリカプルーンですが、海外サプリでは、ちょこちょこと見かけるサプリ成分でもあります。
アフリカプルーンはアフリカの熱帯高地に育つ常緑樹で、男性の健康のために使われてきた成分です。
なんでも、アフリカで、伝統的におしっこの切れの悪くなった男性たちが食べてきた食品だそうです。
では「どうして男性だけ?」と思ってしまいますが、アフリカプルーンではなく、一般的なプルーン自体は、カルシウムや鉄、リン、カリウムなどのミネラル類、カロテンやビタミンB1・B2、ナイアシン、パントテン酸などのビタミン類が豊富に含まれている為、女性の健康の為に、継続的な摂取が奨励されている食べ物でもあります。
アフリカプルーンには、β-シトステロールや他の植物ステロールが含まれていて、ホルモンバランスを整える効果があるとされています。
育毛に関しては、血行を良くする効果などを期待できる豊富なビタミン類の他、ホルモンバランスを整える効果が、ストレスや加齢によって崩れたホルモンバランスを整えてくれるのでしょう。
その他の成分
植物抽出液以外の、成分は以下の通りです。
- イソフラボン
- パンテノール
- ビオチン
イソフラボン
イソフラボンで有名なのが大豆ですが、豆製品を摂取することは、髪の原料となるタンパク質摂取だけではなく、大豆等に含まれるイソフラボンには様々な効果があります。
その代表的な効果は、以下の通りです。
- 皮脂の過剰分泌抑制
- 保湿効果
- 地肌を柔らかくする
イソフラボンの成分は、主に頭皮環境を、皮膚トラブルから守ることに貢献してくれるようです。
地肌が乾燥したり、過剰な皮脂が分泌されると、血行が悪くなったり、フケや痒みなどのトラブル原因となります。
結果的に抜け毛が増えることにもつながります。
また、地肌が柔らかくなると、他の育毛成分が、より効きやすくなります。
パンテノール
パンテノールとは、ビタミンB群パントテン酸誘導体で、水溶性ビタミンB5の前駆体であるプロビタミンB5を配合しています。
パンテノールは、新陳代謝を活発にし、糖質やたんぱく質の働きを促す他、抗ストレスのビタミンである為、身体にとって必要不可欠な成分であると言われています。
パンテノールの主な育毛効果は以下の通りです
- 皮膚細胞を活性化
- 新陳代謝を高める
- 頭皮が受けたダメージを修復させたり、回復する手助け
- 痒み防止
- 乾燥から守り、保湿
- ストレス抗体作用
皮膚トラブルから守る成分であり、アトピー肌や敏感肌の方でも、とても優しい成分とされています。
パンテノールは、頭皮環境を整え、毛髪や毛根に浸透した後、パントテン酸として身体の中で代謝され、髪の毛に必要な栄養成分となって毛細血管へ運ばれます。
抜け毛防止だけではなく、髪のコシ・ハリ・艶などを取り戻し、切れ毛や枝毛を防止、髪のダメージケアにも効果を発揮します。
ビオチン
ビオチンは、サプリとして良く知られています。
アトピーなどの肌トラブルを抱えた方にも有効なサプリとされていて、乱れた頭皮環境を整えてくれる効果があります。
ビオチンとは、ビタミンB群に属している水溶性ビタミンです。
ビオチンの主な効能としては、以下が挙げられます。
- 糖質や脂質、タンパク質といった三大栄養素の代謝のサポート
- 皮膚や髪、粘膜の健康維持
- 新陳代者の活性化
- 頭皮の炎症予防
- 血行を良くする
以上の効果より、育毛効果が期待でき、抜け毛予防や、髪のボリューム改善などにつながります。
「Complidermol ローション」育毛剤の使い心地
スプレーが付いていましたが、スプレーだと髪ばかりに付いてしまい、頭皮に液体がリーチできなかったので、同封されていたノズルに変更しました。
こちらは、頭皮に育毛剤がリーチできますが、液ダレしてしまうようで、手が液体で少し濡れてしまいました。
匂いは、かすかに植物ぽい匂いがしますが、ほぼ無臭で、嫌な匂いもなく、かといって深呼吸したくなるような良い香りがする訳でもありません。
使い心地は、すーっとするのでもなく、使用後につっぱることもなく、ニュートラルな使い心地です。
「Complidermol ローション」育毛剤の購入方法
イギリスのメーカーなので、おそらく、フランス、ドイツ、オランダなどの西ヨーロッパで購入可能でしょう。
薬局で購入
私は、スペイン在住なので、バルセロナで購入しました。
一般的な薬局で、商品名を告げれば購入可能です。
ただし、その時点で薬局に在庫がないことがあります。
その場合は、取り寄せになりますが、バルセロナやマドリードなどの大きな街なら、同日中に取り寄せができます。
午前中に薬局に立ち寄った場合、午後には商品をピックアップできます。
私は、スペインの村暮らしも経験していますが、村の場合は、流通が悪いので、同日のピックアップは難しく、翌日、もしくは翌々日になる可能性も。
旅行者の場合は、大きな街に行かれると思うので、心配はないと思いますが。
ネットで購入
スペインのアマゾンでも購入できます。
値段は、送料も入れると、薬局で購入するのと大差ないです。
値段に大差がないので、万が一の場合の返品や交換を考えると、薬局の方が安心ですね。
購入しようと思えば、スペインのアマゾンから、日本への送付も可能です。もちろん、送料がプラスで高くなりますが。
また、アマゾン以外のサイトでも、販売しています。
商品名で検索すると、販売サイトが結果に挙がります。
同製品が約14ユーロほどで販売されていました。
かなり、割安で購入できますが、送料がかかります。
同じサイトで他の商品や、複数個を購入する場合は、割安になりますが、1つだけ購入の場合は、送料を考えると薬局で購入するのと大差がなくなりますね。
まとめ
脱毛症や抜け毛でお悩みの方、すでに日本の育毛剤を利用している方。
海外旅行の際には、現地で購入できる育毛剤を、自分へのお土産代わりに検討するのも1つのアイデアです。
少なくともスペインでは、日本と育毛市場の形態が異なり、盛んな育毛剤レビュー情報や、育毛剤商品リストを探すのが難しくなっています。
これから、スペイン在住の強みを生かし、一般的な薬局で購入可能な、割安育毛剤を少しづつ紹介したいと思います。
まずは、今回紹介した製品のレビューをお待ちください。
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