偽ヘナ対処方法!植物100%表示に劇薬が含まれていることも!

抜毛・薄毛・脱毛症に悩む方には、ヘナはとても魅力的なカラーリングオプションです。特に白髪染めに効果が高くなっています。

ただ、市場に多くの偽装ヘナが横行している、悲しい現実があります。

頭皮が弱いから、頭皮を気遣うからこそ、添加物なしの100%植物性であるヘナを選んだはずなのに、偽装ヘナに科学薬品が含まれていたことにより、頭皮がかぶれるといった健康被害を及ぼす事件まで起こっています。このようなケースが、日本でも、消費者生活センターに報告され、販売者が自主回収する騒ぎまで発展したケースがあります。

どのような品が、どのようにして偽装ヘナとして販売されているのでしょうか?

これら偽装商品を見破る方法はあるのでしょうか?

ヘナの流通システム、偽装ラベルを見分けるヒント、自宅でできる簡単なチェック、信頼できるヘナの選び方を、ご案内します。

 

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ヘナの等級

偽装ヘナのトリックを理解するため、まずヘナの品質等級について説明します。

ヘナが広く栽培そして利用されているインドでは、ヘナの葉に等級がつけられています。インドの紅茶の葉と同じですね。葉の発育状態や形で等級に分けられ、業者間の取引価格は、この等級によって大きく異なります。

高品質とされるヘナは「新鮮で色が良い」「肉厚でカタチが良い」」「発色が良い(染まり)」ことが重要とされています。

ヘナ市場では、収穫されたヘナを4つの等級に分けます。さらに、最高品質のヘナ葉には3つの呼び名、2番目の品質のヘナ葉には2つの呼び名があります。いづれも同じ等級に複数の名称が利用されているだけで、等級を細分化してグレードを表す呼び名ではありません。

 

最高品質

KATISRA(カティスラ)… 10月〜11月に収穫される最高な状態の葉です。

 

CONE QUALITY(コーン クオリティ)… コーンとは、女性の手や足裏などにヘナで模様を書くために使うヘナです。良い葉でないと美しい色は出ません。

 

LALI CUTTING(ラーリ カッティング)… ラーリとは赤色を意味します。

2番等級PHELI CUTTING(ペーリ カッティング)… 収穫シーズン前の最初に取れた熟していない葉を指します。最高品質の「カティスラ」になる前の小さな、初摘みの葉です。

 

AGKI CUTTING(アグリ カッティング)… アグリは、早めという意味です。

3・4番等級C-GRADE(シーグレード)... 3番目の等級です。濡れた葉や、壊れた葉も含むヘナと、木がミックスされた混合物です。安価ですが、品質の悪いヘナ葉と、染色効果のない木の混合物なので、カラーリング効果が期待できません。非常に安価なヘナは、この品質です。

 

D-GRADE(ディーグレード)…4番目の等級です。100%ヘナですが、濡れた葉や壊れた葉のみで構成されています。ヘナに加えることで、重量を重くすることができます。

 

最高等級カスティラは、どんな葉?

ヘナの等級でも、最高品質である葉は「カスティラ」に等級分けされます。

前述の通り、カスティラは10月〜11月に収穫され、「新鮮で色が良い」「肉厚でカタチが良い」」「発色が良い(染まり)」という特徴を持つ葉です。

カスティラ級のヘナは、肥沃な大地で育ち、みずみずしい緑色をしています。パウダーは綺麗なウグイス色をしています。

これが、乾燥した地域に移動するほど、黄ばみ、薄い葉になっていきます。

ヘナはとても生命力が強い植物で、砂漠になりかけている土地でさえ育つことが可能です。砂漠の入り口の畑でも育ったヘナは低品質であり、乾燥した茶色の葉です。褐色のパウダーとなります。

 

偽装ヘナの製造トリック

 

インドのヘナ市場は、2番等級や、3番等級の品質が劣るヘナを、キレイに加工しカティスラ(最高級)として販売している悪徳業者がいます。

発色が良く見える化学薬品を少量の葉に浸し、他の葉と一緒にミルにかけて粉末化します。こうすることで、色の悪い粗悪品であるヘナが、カティスラのようなウグイス色のパウダーに仕上がります。これが、ヘナ偽装品です。

市場では「化学薬品による偽装」が横行し、インドではヘナによる健康被害が相次いでいます。インド政府は、規制を設けたり、取り締まりに力を入れているものの、現在も偽装ヘナは市場を横行しています。

残念なことに、主な輸出先は、台湾や日本です。

見た目だけでは、無添加のヘナパウダーと、偽装ヘナパウダーは、見分けがつきません。ヘナ知識が薄く、詰めの甘いバイヤーが、インドの悪徳販売業者に騙されてしまうのです。

インド販売業者の「無添加」「安心」「安い」と言う営業を鵜呑みにし、自分達で成分検査もせずに買付け、「無添加ヘナ」日本語ラベルを貼り、販売してしまうのです。こうして、偽ヘナが日本市場にも横行する現状となっています。

インドでは販売禁止になっている怖い化学薬品入りのヘナが、日本で売られているという怖い事実さえあるのです。

騙しているのはインド人販売業者ですが、確認を怠った日本人バイヤーが知らなかったで済まされるものでしょうか。健康被害さえ起こしかねない、危険なヘナを販売しているのです。私は利益目的に走った日本人バイヤーにも、追求すべき責任があると思います。

 

偽装ヘナには、こんな劇薬が使われています!

ピクラミン酸…古いヘナや染毛効果の薄いヘナに配合される。安価な成分のため横行。発がん性物質。

ブリリアントグリーン...ヘナパウダーを緑色に見せる。人体に使用できない劇薬。発がん性物質。

HC染料…髪を黒く濃く染める。染毛効果が高いが、体内への透過率も高い可能性がある。

偽装ヘナを見破る方法

 

このように偽装ヘナが横行している現状ですが、偽装ヘナを見破る方法はあるのでしょうか?現実的には、製品分析をしない限り、完全に見破ることは不可能です。

ただ、ちょっとしたラベル確認と、自宅でできる簡単な検査で、偽装品を振るいにかけることは可能です。

1. ラベルの原産地を確認

製品ラベルの原産国が、「パキスタン」または「原産国:インド」の表示があるものは、偽装の可能性が高いです。特に、激安のヘナに、このような表示傾向が見られます。

日本の化粧品類の表示法にはルールに海外から輸入した原料を「日本国内で秤量、混合」しない場合は、「原産国」を表示しなければならない。』という法律があります。

つまり、海外で製造小分け(袋詰め)されたヘナは全て、原産国が表示されます。

外国で袋詰めされたヘナを輸入し、日本語製品ラベルを貼って販売するのが、安価なヘナの特徴です。このような商品は、日本のバイヤーが、自ら成分検査することもなく、インド人販売業者売り込みのまま、化学薬品が入ったヘナを添加物なしとして販売してます。高品質のヘナが、安すぎるはずはないのです。

 

製品ラベル見分け方原産国:パキスタン」または「原産国:インド」の表示品は要注意!

 

2. 家庭でレモンを用いた検査

家庭にて、一部の成分を調べる方法があります

「ブリリアントグリーン」(別名「ダイアモンドグリーン」)と呼ばれる成分は、パウダーを緑色にし、新鮮に見せる効果があります。本来、この成分はプラスチックを染めるための工業用色素であり、危険な発がん性物質です。インド政府でも、国内での健康被害が多発したため、ヘナ使用を禁止しています。

 

準備するもの

  • レモン(もしくはレモン果汁)またはグレープフルーツ100%ジュース
  • 大きな白い紙

手順

  1. レモンを絞り(もしくは果汁かジュース)、水を加えて希釈します。
  2. ヘナを通常よりも柔らかく(水っぽく)溶き、5分間放置したペーストを作ります。
  3. スプーン1杯ほどのヘナペーストを白い紙に大きく広げます。定規やヘラなどを使い、ペーストを薄く広げてください。

結果の判定方法溶いたヘナパウダーは変色しましたか?→変色しない場合は化学色素が入っています。

紙に、緑色または青色の0.3~1.5㎜前後の結晶が残っていませんか?→化学色素原料です。

 

ヘナに科学色素が入っていれば、ペーストが色褪せないので濃い緑(緑色、群青色、黒色を混ぜたような)のペーストとなります。無添加の場合は、ブラウン色へ変化するのが正しい状態です。

ヘナ自体は、レモンのビタミン成分により参加して退色し、ブラウンになります。しかし、化学色素は色褪せしません。化学色素は、紙面上に、緑色や青色の粒として残ります。

優良ヘナの選び方

商品だけを見て、偽装ヘナを見破るのは、非常に難しくなっています。商品よりもむしろ、「誰が販売しているか」が、優良ヘナを選ぶ基準になります。

ここでは、優良な販売業者(ショップ)を選ぶ基準を説明します。

1. 第三者専門機関による検査

上記の方法で振るいにかけれた偽装ヘナの数は、僅かです。上記以外の化学色素だけではなく、様々な化学成分をヘナに使用した商品が存在しています。これらを見分けるのは、素人には難しく、商品分析センターなどの専門機関での試験が唯一の方法となっています。

商品を選ぶ時は、そのショップが専門機関での検査を実施していることを確認してください。検査は1度きりではなく、毎年1度(収穫サイクル)定期的に検査されていることを確認してください。

また、それらの検査結果を公表している業者を選ぶようにしてください。

増え続ける偽装の化学薬品は、製品を販売者が責任を持って品質検査をする以外に、無添加の確証はありません。徹底した原料の成分検査が、唯一の品質保証の方法です。

2. 信頼できる流通経路を持つ業者

インド国内で粉末化された偽装ヘナは、100gサイズの袋に小分けされてから、日本へ輸出されます。一方、無添加という品質に責任を持っている日本バイヤーは、検査により無添加が証明された原材料のまま輸入し、国内で小分けするケースが多くなっています。

また、ヘナ市場や業者を通さず、直接、ヘナ栽培業者から買付を行っているバイヤーも存在します。そのようなケースでは、流通過程での見えない部分が少なく、途中で偽装が行われる余地が少なくなります。より高いレベルにて品質管理を行っているバイヤーの証です。

あなたが購入を検討しているショップが、どのような流通経路を経て輸入し、販売しているかを確認してください

流通コントロール度合いが強い業者ほど、比例して品質も高い傾向があります。品質への意識が高い証拠です。

 

私のお勧めは「ピア」です。契約農家から、直接「カティスラ」等級のヘナのみを買付。原料を日本で小分けしています。もちろん、毎年、成分検査を行い、その結果はHPに掲載されています。
サイト ヘナ専門オンラインショップ「ピア」

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まとめ

個人的に、ヘナは薄毛・脱毛症の方へ、私のお勧め度が一番高いカラーリング方法です。自然志向を目指すピュアな気持ちを折るような、偽装品が出回っているのは残念な状況です。

基本的に安すぎるヘナは疑ってください。商品そのものの営業文句ではなく、誰が、どのように販売しているか、きちんと見極めることが大切です。

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