ヘナ染め歴も、2年ほどになりました。
ヘナは白髪を目立たなくしてくれるのですが、白髪だった髪の毛が赤茶に染まるので、どこが白髪だったかは、しっかりとわかります。2年間、ヘナを使用したので、ヘナで染まった白髪が大分長くなり、パッと見には白髪は目立たないものの、少し、浮いた感じがしてきたのが気になってきました。
そこで、初めて天然インディゴ100%を用いて、赤目に染まった白髪をグレーにすることにしました。結果は、大満足の染め上がりです!
初めてのインディゴ染めを体験してみて、染め上がり写真、ヘナ染めとの違い、インディゴ染めの注意点を解説していきます。
ヘナとインディゴを用いた白髪ケアでは、手順が似ている点もありますが、実際にインディゴ染めをしてみると、ヘナとは異なる注意点もありました。注意点を無視してしまうと、時間を置いたのに上手く染まらなかったり、かぶれなどの皮膚トラブルにもつながるので、ぜひ一読ください。
これからインディゴ染めをして頂く方の参考になればと思います。
完璧な白髪カバーだけでなく、艶々な髪に!
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今回使用した天然インディゴ
今回使用したインディゴは、天然ヘナ専門店ピアの【ヘナ&インディゴ】白髪染めセット計200gです。同ショップでは「天然インディゴ100%」単品購入も可能ですが、インディゴのみを使用した白髪ケアの場合は、アッシュぽいグレーブラックになるようです。
より、自然なブラックに近づけたい場合は、ヘナで白髪を染めてから、インディゴを使用する2度染めが奨励されています。
私は、普段からヘナ染めをしているので、今回はインディゴを用いた2度染めということになります。ピアのヘナを使用する以前は、スペインブランドHenna Morenaのヘナを使用していたのですが、ピアのヘナの方が、良く染まります!
詳しくは、4回に渡り、ピアのヘナ染め実体験をレビューしています。
ピアのヘナは、購入と同時に、以下のアイテムも同封されているので、届いた後、すぐに染めを開始することができます。
- ハケ
- 手袋(かなりしっかりした素材)
- ケープ
- オイル
- 説明書(カラー、写真とイラスト入りでわかりやすい!)
唯一、買い足しが必要なのは、染める前の頭皮マッサージ用のオイルです。サンプル的な小さなオイルがついていますが、ヘナ全頭染めの場合は、絶対に足りません。
ヘナは、オイルを使った方が、浸透が良く、発色も良くなると言われています。また、ヘナショック(ヘナ直後の髪のきしみ)も予防してくれるので、オイルは必須です。
ただし、インディゴの場合は、オイルを使いません。染色前にオイルを使ってしまうと、発色が悪くなるようです。なので、同封されているミニオイルは、染色後のケア用オイルとして使うと良いでしょう。
頭皮マッサージ用のオイルは、ピアでも販売しています。ヘナパウダー、インディゴパウダー、オイルのお得な3点セットもありますよ。
インディゴ染めの注意点
基本、ヘナの準備と似ているのですが、全く同じではありません。これから説明する注意点を見逃してしまうと、上手く染まらない可能性があるので、要注意です。
- オイルを使用した頭皮マッサージは不可 ➡︎染まりが悪くなる
- インディゴは、80度のお湯で溶き、適温に冷めたらすぐにペーストを使用する ➡︎発色効果は2時間以内
- 塗布時間も含めて、最大放置時間は90分以内を目安にする ➡︎2時間を超えると、痒みの原因になる可能性がある
- 肌の弱い方や、アレルギー体質の方は、事前にパッチテスト
インディゴの匂いは?
ヘナは、強い畳のような匂いがします。それに比べると、かなり優しい香りです。濃い抹茶のような匂いがします。
ヘナは、染色後も、数日間、強い畳の匂いが残ります。また、洗髪で髪の毛が濡れるたびに、また香りが強くなり、癖が強いと言えるでしょう。
インディゴは、それに比べると、匂いの癖は少ないです。また、苦手な匂いでもありません。
インディゴの色は?
良質のヘナはウグイス色です。インディゴは、それに比べると、かなり緑色が濃く、匂いと同じく、まるで、濃い抹茶のような深い緑です。
オイルマッサージは不要 要注意
先述の通り、インディゴには、ヘナ染めに必要なオイルを用いた頭皮マッサージは必要ありません。ヘナとオイルは相性が良いのですが、インディゴの場合は逆効果です。
インディゴは油分を嫌い、染め上がりを悪くするので、オイルを用いた頭皮マッサージは不可です。ただし、オイルなどをつけない頭皮マッサージは、頭皮温度をあげるので、効果的です。染め上がりに必須ではありませんが、取り入れてもマイナスはありません。
インディゴ・ペーストの使用はすぐに! 要注意
ヘナは、溶いたお湯の温度によって、発色効果のピーク(よく染まるタイミング)を調整することができます。
ヘナは、すぐに使用する場合は80度ですが、6時間ごに使用する予定なら50度ぐらいのお湯で溶き、しっかり寝かしておきます。
インディゴは、80度のお湯を注ぎ、ペーストが適温に覚めたら、すぐに使用する必要があります。あまり冷めてしまうと発色が悪くなるので、湯煎が欠かせません。
また、溶いてから2時間を経過したペーストは、発色が期待できないだけではなく、痒みの原因ともなります。なので、すぐに使用することが必要です。
ペーストはポロポロしやすい
ヘナは、一度作ったペーストの質感はあまり変わらないのですが、インディゴは、ボロボロしやすいです。
実際に、私が作ったペーストは、部分染めをしている短い間にも、あっという間にボロボロになってしまいました。ボロボロになり始めたものの、部分染めだったので、なんとか全部のペーストを使い切りました。ペーストを作ってから、使い切るまでの時間は、わずか10分ほど。その短い時間で、こんなにもペーストの質感が変わるとは驚きです。
ペーストがボロボロする場合は、少量のお湯を付け足しながら、調整すれば良いようです。全頭染めなら、必ず用意が必要でしょう。
湯煎は必須
湯煎は、必須です!ペーストが冷たくなりすぎると、発色が悪くなります。
私の洗面所は、12月の現在、激寒なのですが、温泉をしていても、それが間に合わなかったような気もします。特に、部分染めでペースト自体の量が少ないので、冷めるスピードは早いです。
暖房などで、しっかり部屋を温めておくことをお勧めします。
湿塗時間は、1時間以上、90分以内 要注意
ヘナと同じく、最低限1時間以上は、湿塗時間をおいてから、洗い流してください。
ヘナの場合、長い湿塗時間を気にしないでもよく、人によっては、夜に塗って、朝、洗い流すという話も聞きます(私は試したことはありませんが)。インディゴの場合、2時間経過すると、染色効果がなくなるので、無理して2時間以上おいても、染色効果はあまり変わらないでしょう。
2時間経過した頃から、痒みの原因となる成分に変化してしまうので、ペーストをつけ始めてから90分以内をマックスとして、洗い流した方が良いでしょう。
敏感肌の方は、パッチテストが必須
インディゴは、2時間経過した頃から、痒みの出やすい成分に変化します。なので、肌が弱い方や、もともと、植物性のアレルギーがある方は、インディゴ使用前に、パッチテストを行うことがおすすめです。ヘナに比べて、やや注意が必要な植物のような印象を受けます。
パッチテストは、インディゴパウダーを薄く、水で溶いたものを肘の内側あたりにつけて、2時間以上、様子を観察してみてください。腫れたり、赤くなっているようでしたら、インディゴの使用はやめた方が良いでしょう。
インディゴは、80度のお湯を少しづつ混ぜ、混ぜていきます。ヨーグルトぐらいの固さが目安です。お湯は、かなり少なめに入れながら調整した方が、失敗がありません。
私は、お湯を入れすぎてしまい、ヘナパウダーを追加して調整する羽目になり、必要以上のペーストを作ってしまった経験が、何度かあります。
なので「少ないかな?」と思うぐらいのお湯をさしていった方が、失敗がないので、おすすめです。
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インディゴの白髪ケア、染め上がり写真
BEFORE
全体的には目立ちませんが、やはり白髪一本、一本はわかります
セルフィーなので、上手くとれていないのですが、これがヘナだけで染めていた時の白髪です。白髪が赤ぽいブラウンになるので、全体的には馴染みます。
ただ、私の場合は、白髪の量が増えてきたことと、ヘナ染めを初めて1年ぐらい経ったので、ヘナで染まった白髪部分が長くなったので、まばらな感じが、気になっていたところです。
AFTER
白髪がほぼ、わからない!しかも、艶アップ!?
この写真は、今回のインディゴ染めの直後です。仕上がりは、驚くほど綺麗です!私の想像以上に綺麗に染まったので、感激しています。
白髪が、ほとんど目立ちませんよね?しかも、艶も出ました!美髪と呼べる、テキスチャーと見た目です。
インディゴは、洗い流してから約24時間後までは、髪色が変化(色が濃くなる)します。この写真は、数時間後ですが、もうしっかりと白髪カバーしてくれています。
日本人は、黒い髪の毛なので、2度染めの色合いは、とても良く馴染みます。ヘナの赤い色合いに抵抗がある方は、2度手間にはなりますが、ヘナとインディゴの2度染めが絶対におすすめです。
ヘナショックはなしで、艶が出る
ヘナは、髪の内側を強くしてくれる反面、きしみが気になる方が多くいます。特に、初めてヘナ染めをした時には「ヘナショック」と呼ばれる言葉があるように、かなりきしみます。私も、初めてヘナを利用した時には、きしみにびっくりしました。
ヘナは、使用を続けていくうちに、このきしみは少なくなっていきます。また、髪の毛が濡れた時に気になるきしみであって、乾いた髪では、きしみは気になりません。髪に強さとコシが出ます。
インディゴですが、ヘナのようなきしみは、全くありませんでした。乾かした髪は、しなやかで艶があります。
白髪ケアが目的でなくても、黒髪を綺麗に見せるトリートメントとしても、活用できそうです。
ヘナとインディゴのブレンドは?
2度染めは初めてなのですが、前回、自己流でヘナとインディゴを半々ぐらいの割合でブレンドしたパウダーで白髪ケアを行いました。
結果は、黒っぽく仕上がらなかっただけではなく、ヘナの色も上手く入らずに、失敗してしまいました。薄く、ヘナの赤みがついた程度で終わってしまいました。
この時は、オイルを使った頭皮マッサージを行ったのも、染まらなかった理由かもしれません。確かに、ヘナの色は薄くつきましたが、インディゴからの色合いは全くなし。2つの性質が違うパウダーを、1つの方法で使用するのは、確かに論理的にも合いませんよね。
ブレンドして1度で黒っぽく仕上げる方法もあるようですが、ヘナとインディゴが上手に配分されているようです。
ピアのヘナには、インディゴを主成分としたヘナとのブレンドパウダーも販売されています。その場合は、ヘナのやり方ではなく、インディゴの使用方法に沿って使用します。
自己流は、失敗の元!きちんと説明書通りに従うのが上手に染めるコツ!
私は、ブレンド製品を使っていないので、2度染めと、インディゴ主成分ブレンド製品との比較ができないのですが、確実に綺麗に黒く染めたいのなら、ヘナとインディゴの2度染めかと思います。
2度染めのタイミングは?
今回は、前回のヘナ染めから2週間を置いてからの、インディゴ染めでした。
白髪が7mmぐらい伸びてきたところです。白髪に、ヘナなしのインディゴ染めをすると、薄くグレーがつきます。間隔をおかない2度染めは、さすがに面倒だったので、少しぐらいのグレーは無視しました。
次回は、また2週間後ぐらいにヘナ染めをする予定です。今後の天然染料を用いた白髪ケアは、2〜3週間おきに、ヘナとインディゴを交互に繰り返していく予定です。
最後に伝えたいこと
2週から3週の感覚で、伸びた白髪のヘナ部分染めをしていますが、今まで、インディゴ染めを面倒に感じていて、なかなか手を出していませんでした。
初めてのヘナ染めもそうでしたが、初めての作業って、面倒に感じますよね。しかし、初めてのインディゴとヘナの2度染めを終えてみると、手順はほぼヘナ通りで、面倒なことはありませんでした。
ただ、注意点がヘナよりも多いので、取り扱いは若干デリケートです。しかし、ペーストを使うタイミングと、放置時間の最長時間だけなので、ポイントを覚えてしまえば、面倒なことはありません。
何よりも、仕上がりは、完璧な白髪ケアをしてくれます!
そして、ヘナのようなきしみや、癖の強い匂いはない点は、ありがたいです。また、施術後に髪に艶と柔らかさを与えて、美髪にしてくれます!そん点、かなり評価が高いです!
完璧な天然白髪ケアを目指すなら、ヘナとインディゴの2度染めがおすすめ!!
インディゴを販売しているメーカーは複数ありますが、コスパ、クオリティー、サービス(同封物が親切)の面から、私が今回使ったピアのヘナとインディゴがおすすめです。仕上げたい色合いに応じて、ブレンド配分を変えたヘナも販売しています。
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