4回に渡りピア(pia)のヘナをレビューする、最終章です。
本章は、「実際にヘナ染めをしてみた使用感と染め上がり」をレビューします。
③ヘナ染めでレビュー(パウダー品質、臭い、仕上がり) ←現在ここ
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パッケージの構造が良い
前章「②. 届いた製品をレビュー」で高評価した通り、ピアのヘナは、チャック付きアルミパウチに入っています。
この包装がヘナにとって優れているのは、以下の点です。
- 光からヘナパウダー劣化を守る
- 空気や湿気からヘナパウダー劣化を守る
- 使い切らない場合でも、ジップ付きなので安心して保管できる
私がスペインのヘナ専門店で購入したヘナパウダーは、内側がコーティングされた紙袋に入っています。
上記の3点をカバーしていない為、お店から購入後、湿気を恐れて、箱ごとジップロックに入れて、冷所にある引き出しにしまっています。
また、残ったヘナパウダーが入っている紙袋も、ジップロックに入れて保存していますが、それでも空気に触れて酸化してしまうようです。
開封した後の2回目のヘナパウダーは、開封したばかりの新鮮なウグイス色から、色味が酸化したお茶のように茶色っぽい緑に変色してしまいます。
その点、ピアのヘナパウダーは、もちろん、開封後の多少の劣化はあると思いますが、スペインのヘナパウダーに比べて、袋内のヘナパウダーを守れる構造になっています。
その点は、とても評価が高いです。
ヘナ液を作る
ピアのヘナパウダーを用いて、作ったヘナ液が、こちらです。
私が使用していたスペインのヘナパウダーより、ダマになりにくい気がしました。
まだ初回利用ですが、次回のヘナ染めの際、どれくらいダマになってしまうのか、しっかり確認し、また後日レポートします。
スペインで購入しているヘナの場合、結構、大きなダマになってしまいます。
先に少量のお湯でといてから、引き延ばすという方法を取っているものの、どうしてもダマができてしまうのです。
それに比べると、本当にスムースで滑らかなヘナ液が完成しました。
ヘナの色
こちらも、スペイン購入のヘナパウダーとの比較になります。
開封したばかりのヘナパウダーは、スペインが綺麗な明るいウグイス色に比べると、ピアのヘナは若干明るさトーンの下がるウグイス色となります。
スペインで利用しているヘナは、100%ヘナパウダーで、ハーブの混ぜ物がありません。
今回、私が購入したピアのヘナ「かの子のハーバルヘナ 25番 100g」には18種類のインドハーブがブレンドされています。
そのハーブブレンドの差が、色に若干の違いをもたらしたと考えています。
この「かのこのハーバルヘナ25 番」に使われているハーブは、髪と頭皮環境を健康にするだけではなく、髪にツヤとボリュームを与えるヘナブレンドとなっています。
ピアには様々なハーブブレンドヘナが
今回は「かの子のハーバルヘナ 25番 100g」を購入しましたが、ピアのヘナは、様々なバリエーションがあります。
どれも、100%天然ヘナパウダーを使用している点は変わりありませんが、ブレンドされたインドハーブに違いがあります。
そのハーブによって、若干の色味の調整や、仕上がりの髪の毛質を変えることができます。
詳しくは本記事にて、後ほど「ピアのカラーバリエーション」のセクションで紹介しています。
ヘナの臭い
スペインで使用しているヘナパウダーは、 古い畳のような、もしくは雨上がりの草むらのような、強烈な臭いがします。
「デート前日に、絶対にヘナ染めをしてはいけない!」と思うほど、野性味溢れる香りです。
私は嫌いではないのですが、かなり強い臭いなので、ヘナ染め翌日に出会う人は、この臭いに気がつくでしょう。
ピアのヘナですが、今回は根元の部分染めだけだったので少量のヘナ液だったせいか、あまり臭いは気になりませんでした。
もちろん、ヘナ特有の草っぽい臭いはします。
ただ、スペインのヘナが雨上がりの草むらだとすると、ピアのヘナは雨が降る前の草むらです。
スペインのヘナが部屋を締め切った古い畳の部屋だとすると、ピアのヘナは窓を開けた畳の部屋です。
ヘナ染めを終えた後も、かすかに草ぽい臭いは残りますが、忘れてしまうほどわずかでした。
今回は部分染めである点を忘れてはいけませんが、これなら、ヘナ染め翌日にもデートや、友達との食事に出かけられます。
ヘナの染め上がり
今回は、根元の伸びた白髪(1cm)ほどを染める目的でした。
ヘナパウダーの色も臭いは、スペインと若干異なったので、仕上がり(染め具合)が気になるところでしたが、しっかり染まりました。
スペインのヘナは、染め上がりが、かなり明るい赤になり、その後、だんだん色が落ち着いてきいます。
ピアのヘナは、それに比べると、わりと落ち着いたトーンの深みのある赤が、白髪に入りました。
スペインが「燃えるような茜色」なら、ピアは「大人なブラウンレッド」です。
黒髪の私には、色馴染みは、ピアの方が、ずっと良く、自然に見えます。
ピアのカラーバリエーション
先述の通り、ピアにはハーブブレンドを変えた様々なヘナパウダーがあります。
その色味を簡単に紹介します。
今回、私が使用した「ハーバルヘナ 25番 」は、まさに赤みを抑えたブラウンの色味を持つヘナでした。
ライトブラウンを希望する場合は「ハーバルヘナ 1番」。
落ち着いたディープブランを求めるなら「ハーバルヘナ 38番」。
インディゴとのブレンドで、赤みを抑えたダークブランなら「ハーバルヘナ 35番」。
同じくインディゴブレンドで、より黒ぽい仕上がりを求めるなら「ハーバルヘナ 31番」。
このように、白髪に入り込む、仕上がりの色合いを、商品タイプから調整することが可能です。
また、色味がつけずに、ヘナの持つトリートメント効果を目的とした「ハーバルヘナ シルキー」も取り揃えています。
放置時間を気にしないのがヘナの魅力
放置した時間は約2時間です。
一般的に、ヘナ染めをした際には最低限でも60分放置と言われています。
ピアの説明書にも、そのように書かれていました。
ただ、私はいつも、時間が許す限り塗布しているようにしています。
最低でも2時間、多い時で5時間ほど。
一般の毛染めは、化学成分が入っています。
指定された時間以上、塗布したまま放置することは、ダメージを与えるので危険です。
一方ヘナの場合は、100%天然植物由来の成分だけなので、長い放置時間を気にする必要はありません。
植物が持っている自然の力を発揮できる、十分な時間、そしてそれ長時間放置していても、悪影響の心配は不要です。
この適当で良い点が、ヘナを好きな理由でもあります。
必ずパッチテストを
ただし、まれではありますが、ヘナに植物アレルギー反応を起こす方もいるようです。
なので、とヘナ使用前にはパッチテストをしておいた方が良いでしょう。
パッチテストをしないヘナの長時間使用は、危険です。
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「ピアのヘナ」レビューまとめ
3章に渡り、ピアのヘナをレビューしましたが、相対的にピアのヘナへの評価は高評価です。
良いと思った点を箇条書きにまとめます。
- ヘナの品数が多い(ブレンドされているハーブが異なり、若干の色味を調整できる)
- ジップ付きアルミパウチで新鮮キープ
- 説明書が親切
- コスパが良い
- すぐにヘナ染めが始められるセット(手袋、ケープ、ブラシ付き)
- 仕上がりの色味に大満足
品質はもちろんですが、とにかく、使用する顧客を良く考えているメーカーだと思います。
その姿勢は、親切でわかりやすいイラスト付きの説明書や、すぐにヘナ染めが始められるように手袋やブラシが同封されている点にも現れています。
しかも、同封されている手袋は、ペラペラなものではなく、きちんとした使い易い手袋です。
儲けに走り、最低限な品質の手袋や、もしくは最初からセットにしないという売り方もある中、顧客のことを良く考えているサービスになっています。
しかも、お値段も、とても良心的です。
すべてのヘナは100g入りで、3000円代で購入可能であり、オンライン会員割引を使用すると、私が使用した「25番」は3000円を切って購入することが可能です。
私の日本帰省も、残りわずかで終わりです。
多めに購入したピアのヘナを持参して、スペインに帰国予定です。
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